先日、個人的に興味深い論文を目にしました。読んだ論文は昨年、出版されたもので、インド洋(アンダマン諸島)のオウムガイの体表に寄生するアンキカリグス(Anchicaligus nautili)の報告でした。 このアンキカリ
カテゴリー: 08 無脊椎動物
オウムガイのそれも「手」なのか?
前回、アラレナガニシの「手」のような腹足について紹介しましたが、今回はオウムガイの手(?)のお話。 先日、パラオオウムガイ№95が触手を擬岩にくっつけて休憩しているところを見かけました。こんな風に触手を1本だけくっつけて
それは「手」なのか?
熊野灘の水深300mあたりに生息するアラレナガニシは時々不思議な行動を見せてくれます。 特に、ここ数日はそんな不思議な行動を頻繁に見かけます。 大きく背伸びをしたり… 体を大きくねじって、二股になった腹足で貝殻を掃除する
オンラインツアー準備中
次の日曜日(27日)開催のオンラインツアーの準備をしています。 オウムガイの繁殖を中心にお話するつもりなので、オウムガイの精子の動画を初公開することを思いつきました。ただ、個人的には面白い(興味深い)と思っても、一般ウケ
ヤドカリに共生するヨコエビ
前回(2月7日)の熊野灘沖合底曳き網採集では、3種のヤドカリを探していました。 残念ながら採集できたのは小さめのヨコヤホンヤドカリが3匹のみ。これも目当ての一つでしたが、ヤドカリのサイズが少し小さいですね…。 実は、この
アナサンゴモドキを食べるマンジュウヒトデ
先日E3a水槽を見回り中に、またしてもサンゴを摂餌しているマンジュウヒトデを目撃しました。 画像中央、サンゴの上に乗ったクッションのようなものがマンジュウヒトデです。 以前にも紹介しましたが、マンジュウヒトデはサンゴ食の
次回はオウムガイの話!
先日紹介した「オンラインツアー【バレンタインデー企画】これも愛!?へんな生きもの×水槽のカップルたち」、1回目が無事終了しました。 バレンタイン企画ということで、水族館にいる生きものたちの様々な「オスとメス」「愛のカタチ
ナスビイソギンチャク
朝の見回り中、ふと見ると熊野市沖 水深150mで採集したナスビイソギンチャクが触手を伸ばしていました。まだ水槽環境に慣れていないのか、今のところ触手を伸ばすのは朝ぐらいで、日中はあまり見かけません。貴重な1枚です。 本種