生物多様性を保全していくためには一人一人の意識と行動を変えていかなくてはいけません。
「とはいえ何からはじめればいいか分からない」という人も沢山いるでしょう。
まずは近くの水族館や動物園に遊びに行ってみるのはいかがでしょうか?
例えば鳥羽水族館では約1200種の生き物を飼育しています。その中には今まで見たことも聞いたこともない生き物もいる事でしょう。
そうした生き物たちが同じ地球に棲んでいるという認識を持つだけでも大きな1歩です。
また、動物園水族館では環境についての普及啓発用の展示がされている所、貴重な生き物の野生下での調査や域外保全(生息地以外の安全な施設で保護して繁殖に取り組み絶滅を回避する取り組み)に取り組んでいる所も沢山あります。
皆さんから入館料として頂いたお金の一部はこうした保全活動にも使われていますので間接的に保全に協力してもらったともいえます。
来館来園して気になった生き物を見つけたら家に帰ってからでも色々と調べてみてください。
多くの人が生き物について正しい認識をもち、気にかけていくことで生物多様性の保全もきっとプラスの方向に向かっていくはずです。
皆さんにとって今日5月22日、国際生物多様性の日が一つのきっかけになれば幸いです。
【飼育研究部 まえだ】