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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ワクドキ深海アドベンチャー

ワクドキ深海アドベンチャー

この夏、鳥羽水族館では企画展「大発見!ワクドキ深海アドベンチャー ~熊野灘から見る深世界~」を開催します。2025年7月19日(土)から11月3日(月・祝)まで。

企画展では、熊野灘の漸深海帯で見つかった新種生物の紹介や、さまざまな生物の標本や映像を紹介し、過酷な深海環境とそこに暮らす生きものたちの不思議な生態を解説します。

企画展に先立ち、今年の冬にFullDepth社の協力を得て、三重県尾鷲沖の深海帯で事前調査を実施しました。

これまで底引き網で採集してきた馴染みの深海生物たちが、自然下でどのように暮らしているのか垣間見ることができ、非常に刺激的な調査となりました。

水深420m付近の沈木では複数のカガミモチウニに遭遇。その中にはオスがメスの上に重なる「鏡餅」状態のペアも見つかりました!

2015年に水槽内でこの奇妙な生態に気づいてから早や10年、ついに自然下でこの行動を確認できました。感無量です。

また、同じ沈木には2020年に新種記載されたチンボクヨコエビも多数見つかりました。深海で活発に動き回る様子が胸アツでした。

そんな水中ドローンで採集したヒメコンニャクウオ、ホソウミグモ科の一種、アカエラミノウミウシ属ウミウシは、現在「へんな生きもの研究所」で状態良く飼育中です。

彼らは飼育場所を移動して、企画展で公開予定です。

そんな企画展、いよいよ開始です!

【飼育研究部 森滝丈也】

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