「ウミシダ」は、ウニやヒトデ、ナマコと同じ【棘皮動物】という生きものの仲間に入ります。
そのウミシダの仲間の一種【シマウミシダ】を水族館前の海で見かけることがあります。
年中見かけることはなく、5~6月に見かけることが多いです。
それも泳いでいる状態で、です。
ウミシダが泳ぐの?って思うでしょ?
ウミシダの仲間が「泳ぐ」と言っても、魚のようにスイスイとは泳ぎはしません。
ウミシダの泳ぎ方は、羽のように見える腕とよばれる部位をかわるがわる動かして泳ぎます。
泳いでいるというより「浮いている」って感じのほうが正しいかも?
う~ん表現がむずかしい…
さてその「シマウミシダ」さん、海で見つけた時は、わさわさと腕を動かして泳いでいるのですが、いざ捕まえてみると、収容したバケツの中では、底に鎮座してまったく動きません…
(↑ こちらは『ニッポンウミシダ』へんな生きもの研究所で飼育展示中)
(↑ 水槽に収容したらネットにしがみついてしまった「シマウミシダ」)
ウミシダが泳ぐ姿をご覧になっていただきたいんですが、展示する方法を工夫しないと実現しそうにありませんねぇ。
う~む…また宿題が増えてしまいました(笑)
【飼育研究部 たかむら】