へんな生きもの研究所でミスガイを展示中。 これは砂底に生息するウミウシの仲間で 漢字で書けば「御簾貝」となります。 御簾とは、平安時代の家屋(寝殿造)で用いられた美しい装飾的なスダレのことで、今の時代だったら神社などで見
カテゴリー: 08 無脊椎動物
鏡餅ウニの行動観察➂
熊野灘の水深300m付近に生息する「鏡餅ウニ(仮称)」Prionechinus forbesianus の行動観察。 上下に重なる奇妙な習性を解明しようと、マーキングしなくても簡単に見分けがつく3組を隔離飼育して8月1日
ヨロイウミグモが産卵していました
へんな生きもの研究所で飼育中のヨロイウミグモ。 熊野灘水深200mで採集しました。 つぶらな瞳(眼点)がキュートです(笑) このウミグモはイソギンチャクの体壁に吻を挿し、体液を吸って餌にしています。 それで、へんな生きも
シンデレラウミウシ その他が入館しました
本日、へんな生きもの研究所にウミウシ数種を展示しました。 パープル シースラッグ(紫ウミウシ)の名称で流通しているウミウシですが、右側の個体はおそらくシンデレラウミウシ。 左側は…不明です。 この仲間はバリエーションが多
ロクソソメラが着底、産卵?
先日書き込んだ内肛動物ロクソソメラの一種。 内肛動物の研究者は世界を見渡してもかなり少ないそうで、まだまだ知られていないことが多いようです。 これもまだ報告されていない種類である可能性が高そうです。 本種はこれまでにダイ
トリカジカエラモグリ
ツイッターの反響が凄いことになっていますね… 先日公表したトリカジカに寄生するウオノエ類トリカジカエラモグリです。 ありがとうございます。 報道では私が新種を「発見」したということになっていますが(間違いではありませんが
チヂミウスコモンサンゴの成長パターン
鳥羽水族館には生きたサンゴを飼育する大型水槽が2つあります。 1つはニシキエビがいるこの水槽。 飼育するサンゴは塊状、被覆状のタイプが主。 ここではチヂミウスコモンサンゴが積み上げた岩の表面をコーティングするように成長し
オオベソオウムガイ発生中
オオベソオウムガイは南太平洋のニューカレドニア周辺だけに生息する種類で、国内では鳥羽水族館だけで飼育されている貴重種。 そのオオベソオウムガイの卵の発生が進んでいることに、先日気付きました。 これまでにオオベソオウムガイ
水深415mからやってきたでグソ!
三重県の尾鷲市には沖合12.5km先にまで取水管をのばして深層水を取水する、海洋深層水取水施設アクアステーションという施設があります。 この施設の取水管の先端(取水口)は水深415mにあり、取水口の近くを泳ぐ魚などが深層
アザミヤギを食べてフラミンゴタンが産卵しました
ヤギの仲間の仲間で一番のお気に入りは、この赤いアザミヤギ。 ポリプが開くとLEDの光のようなキリッとした鋭さを見せるので、そこが好きなのです。 そして、私の大好きなアザミヤギを別の意味で大好きなのが、コイツ。 フラミンゴ