先日、三重県で採集されたメナガガザミをへんな生き物研究所のアパート水槽に搬入しました。 メナガガザミとは、目が長いガザミ(カニ)の意味ですが、実際に長いのは目ではなく眼柄ですね。普段は眼柄は横になっていることが多いですが
投稿者: もりたき
水深415mからやってきた
三重県の尾鷲市に深海の海洋深層水を取水するアクアステーションという施設があります。 深層水の取水管は沖合12.5km先まで伸びていて、取水管の先端(取水口)は水深415mの海底。時々、この取水口の近くを泳ぐ魚などが深層水
小さなヒョウモンダコが入館しました
いつもお世話になっている菅島の漁師さん(幸進丸)からヒョウモンダコをいただきました。菅島で見つけたそうです。 とても小さな個体で、腕を広げても3㎝ちょっとぐらいでしょうか。500mlペットボトルに入っていました。 ヒョウ
クロホシイシモチの口内保育
クロホシイシモチなどネンブツダイの仲間は、オスが口の中で卵を孵化まで保護する「口内保育」の習性があります。伊勢志摩の海ソーン入ってすぐの水槽でも、ペアになったクロホシイシモチを時々見かけます。 卵で口の中がいっぱいの個体
ネジモク展示しています
先日、漁協の許可をいただいて展示用の海藻を採集してきました。 採集した多くはネジモク Sargassum sagamianum 本種は紀伊半島東岸に分布する褐藻ですが、大きくまとまった群落が見られるのは、鳥羽市とおとな
新種のオオグソクムシ属
オオグソクムシの仲間(Bathynomus属)は世界中の深海から20種ほど報告されていますが、先日、台湾と日本、オーストラリアの研究チームが“オオグソクムシ属の新種を発見した”という論文が出版されました。 この“発見”の
トリカジカエラモグリのマンカ幼生 近況
ウオノエ類は魚の口やエラ、体表に寄生する甲殻類(ダイオウグソクムシなどと同じ等脚目)で、日本近海からは36種類が報告されています。それぞれ寄生する相手(魚種)が決まっています。 メスのウオノエは繁殖期に腹部にある薄い板状