鳥羽水族館で飼育しているフンボルトペンギン「ルル」が、5月22日に32歳になりました。鳥羽水族館で現在飼育しているペンギンの中で最高齢の個体です。
思い返せば、ペンギン担当になり始めて孵化した個体の内の1羽です。長い付き合い、お互い年をとったなと思います。「ルル」は穏やかな性格で、美人(美鳥)さんです。ペアの「ピーナツ」とは30年連れ添い、とても仲の良いペアです。「ピーナツ」は浮気することなく、「ルル」一筋の男前ですがちょっと前にこんなことが・・・。
巣穴近くに別の若いメスがうろうろしている時期がありました。「ピーナツ」は全くその気はなく、若いメスがうろうろしていただけだったのですが、どうやら「ルル」は浮気をしていると勘違いしたらしく、しばらく離れて過ごしていました。いつの間にか誤解は解けたようで、ペア解消の危機!と思っていましたが、現在は仲良く過ごしています。
でも、羽繕いされている「ピーナツ」をよく見ると・・・。ちょっと、迷惑そう?気持ち良さそう?どうですかね?
(羽繕いしているほうが「ルル」・されているのが「ピーナツ」)
元気に長生きできるように見守っていきたいと思います。
【飼育研究部 あまま】