オオグソクムシの仲間(Bathynomus属)は世界中の深海から20種ほど報告されていますが、先日、台湾と日本、オーストラリアの研究チームが“オオグソクムシ属の新種を発見した”という論文が出版されました。 この“発見”の
投稿者: もりたき
トリカジカエラモグリのマンカ幼生 近況
ウオノエ類は魚の口やエラ、体表に寄生する甲殻類(ダイオウグソクムシなどと同じ等脚目)で、日本近海からは36種類が報告されています。それぞれ寄生する相手(魚種)が決まっています。 メスのウオノエは繁殖期に腹部にある薄い板状
新種 ツメナガカニノハナチョウチン
このたび、ホフストラ大学(米国)のJason D. Williams氏らとの共同研究により、熊野灘の水深約200mから採集したアミヤドリムシ類が新種として記載されました。【アミヤドリムシ類はダンゴムシなどと同じ等脚目に属
マメダコの卵が発生中
前回紹介した時は受精しているか不明だったマメダコの卵ですが、昨日、発眼を確認できました! どうやら無事に卵発生が進んでいる様子です。 小さくて見えにくいかもしれませんが、中央にある岩陰で懸命に卵を守る母ダコの姿がわかるで
深海のOligocladus属ヒラムシ
全く気付かれませんが、先月の熊野灘沖脚底引き網で採集した生物の中には珍しいこんな小さな生物ものもいます。 水深230-300mで採集した深海のヒラムシです(Oligocladus属の一種、未記載種である可能性が高そう)。
ヨツハモドキ、展示(?)しました
先日、ヨツハモドキPugettia intermedia 雄雌2匹が入館しました。 本種はモガニ科の普通種で、よく似たヨツハモガニ同様、海藻が繁茂する岩礁地帯で見かけます。この仲間は体全体に海藻やヒドロ虫の小片を付けてカ
マメダコが産卵していました
実は、5月からへんな生きもの研究所でマメダコを飼育しています。現在の住まいはスベスベマンジュウガニ 水槽。ここで人知れずひっそりと… マメダコはタコの中でも小型種として知られていますが(この個体で全長7㎝ぐらいでしょうか
トゲツノヤドカリとヤドカリコテイソギンチャク
昨日展示用に購入した生物の中にトゲツノヤドカリが1匹入ってました(サービス品)。なかなか渋い…私は結構好みです。 さて、トゲツノヤドカリといえば鉗脚(ハサミ脚)にヤドカリコテイソギンチャクを付着させる習性が有名ですね。
トリカジカエラモグリのマンカ幼生!
先日の底曳き網採集でトリカジカを採集しました。 本種は水深500mあたりの海底に生息する深海魚で、大きな頭部と目が特徴的。 私自身、初めてとなる採集でした。 …ですが、今回はトリカジカ自身の話題ではなく、これまでにも何度