熊野灘の水深200〜500mあたりに生息するアカモントゲオキヤドカリ。このヤドカリは、可愛らしい桃色のイソギンチャク(未記載種)と興味深い共生関係を結んでいます。 先日、朝の見回り時にふと見ると、水槽内で飼育していた個体
投稿者: もりたき

70周年!トバスイの話題
2025年5月15日、開館70周年を迎えた鳥羽水族館で、記念すべきコラボビールが登場しました!その名も『トバスイRICE HACK』。伊勢のクラフトビールブランド「ひみつビール」のオリジナルビールです。 只今、館内レスト

シロムクペリケリスが産卵しました
熊野灘の水深約300mの深海に沈んだ木の中から見つかった真っ白なヒラムシ。和名はシロムクペリケリス。発見のきっかけは、鳥羽水族館の飼育スタッフによるブログ「飼育日記」です。 まるで雪のような白さと、和装の白無垢を思わせる

パラオオウムガイ B13・B14 孵化から2ヶ月経過
3月7日と11日に孵化したパラオオウムガイB13とB14が、孵化から2ヶ月経過しました(個体識別番号の「B」は、パラオオウムガイの学名 Nautilus belauensis に由来しています)。 ↑B13 ↓B14 ど

気になる小さなイソギンチャクがいました
2020年に熊野灘の深海から見つかったイソギンチャクの仲間が、新種「ゲンシカイキ」 Neotenactis amateras として新種記載されたと3月にお伝えしました。本種はこれまでに公式には日本で確認されていなかった

ヤセオコゼの腹がふくれた話
へんな生きもの研究所では昨年夏から2匹のヤセオコゼを飼育しています。どうやら小さい方(左)がオスのようです。 魚類の中では特に好きな種類ですが、本種の推しポイントは3つ。①胸びれの遊離軟条を使ってちょこちょこ歩く姿②体に

新種シロムクペリケリスひっそりと初展示!
熊野灘の水深約300m、深海に沈んだ木から発見された目がない真っ白なヒラムシ「シロムクペリケリス」。 多くのヒラムシが浅瀬に暮らし、カラフルな色をもつ中で、本種は雪のような白さと白無垢姿を思わせる姿が特徴です。 昨年、新

深海のプラごみ…ではなく
沖合底引き網で深海生物採集をすると、たまにこんなプラごみのようなチューブが掛かってくることがあります。 長さは11-12cmほど。透明で適度に軟らかな質感です。 当初、正体不明だったのですが、8年ほど前にこれがツノイソメ

新種ヤドカリタテソコエビを展示しました
昨日は恒例の熊野灘底引き網生物採集でした。2013年から通算63回目の乗船になります。今回は、色々と興味深い生物が採集できたのですが、その中の一つを紹介します。 ヤドカリタテソコエビ Metopelloides lowr