今年1月に尾鷲沖の水深430mから採集したアカエラミノウミウシ属の一種。採集した当初は、背中の突起(背側突起)がかなり脱落していて、正直「この状態で大丈夫かな……」と不安もありました。 採集直後、1月の姿。 ところが、予
投稿者: もりたき

ジンゴロウヤドカリとヒメキンカライソギンチャク
ヒメキンカライソギンチャクは、ジンゴロウヤドカリが背負う巻貝の上に付着し、その貝殻を自らの体で覆いながら“増築”していくという、非常に珍しい生態を持ちます。 2022年に Stylobates calciferの学名で新

コブセミエビが脱皮しました
水曜日の朝、へんな生きもの研究所を見回り中にアパート水槽のコブセミエビが脱皮していることに気が付きました。 脱皮殻↓ 本個体は去年10月に鳥羽湾で採集された個体ですが、コブセミエビを鳥羽湾内で見かけることは珍しいので、へ

沖合い底引き網採集調査に行ってきました
先日の木曜日は、いつもお世話になっている底引き網漁船「甚昇丸」に乗船し、沖合での生物採集に出かけてきました。今回の採集は紀伊長島沖、水深200〜300mほどの海域。 採集作業は深夜から日没までと長丁場。漁師さんたちが網を

一期一会の出会い? 沈木に潜んでいた謎の“ニョロ系”
飼育生物約1,200種を掲げる鳥羽水族館では、生物の入手手段として、業者からの購入に加え、職員自らによる採集活動が大きな役割を担っています。 さらに、採集の際に持ち込まれた沈木や岩などに付着していた、水槽内で“突然出現し

ひっそりとクマサカガイを展示中
現在、へんな生きもの研究所でクマサカガイをひっそり展示しています。 クマサカガイは自分の貝殻に小石や他の貝殻をくっつける不思議な習性をもった巻き貝です。では、なぜそんなことをするのでしょうか? その理由は諸説あり、たとえ

アカモントゲオキヤドカリと桃色のイソギンチャク
熊野灘の水深200〜500mあたりに生息するアカモントゲオキヤドカリ。このヤドカリは、可愛らしい桃色のイソギンチャク(未記載種)と興味深い共生関係を結んでいます。 先日、朝の見回り時にふと見ると、水槽内で飼育していた個体

70周年!トバスイの話題
2025年5月15日、開館70周年を迎えた鳥羽水族館で、記念すべきコラボビールが登場しました!その名も『トバスイRICE HACK』。伊勢のクラフトビールブランド「ひみつビール」のオリジナルビールです。 只今、館内レスト