熊野灘の漸深海帯から見つかり、去年3月に新種記載されたイッスンボウシウロコムシ。メスの背中に小さなオス(矮雄)が隠れる興味深い生態を持ちます。ただ、通常はヤドカリが背負う貝殻の中に隠れていることがほとんどなので、生態を観
投稿者: もりたき
オーストラリアザリガニヤドリツノムシ
すでに皆さんはご存知でしょうが、この春、当館のホームページがリニューアルしました。ちょっと他所の水族館のHPにはないほどの情報量で、実際、私もまだ全ては閲覧できていません。 そんな、てんこ盛りコンテンツのひとつが「生きも
ヒメヤドカリスナギンチャク
先日の日記で、アカモントゲオキヤドカリの共生関係にあるヒメヤドカリスナギンチャクについてちょこっと紹介しましたが、憶えているでしょうか。 このヒメヤドカリスナギンチャクはポリプの個数が2~8程度にしかならない小型のスナギ
シングルと夫婦の違いか?
熊野灘から見つかり、去年の3月に新種記載されたイッスンボウシウロコムシ。メスの背中に小さなオス(矮雄)が隠れる興味深い生態を持ちます。 今、へんな生きもの研究所で飼育しているのは「オス不在のメス」と、ちょうど1ヶ月前に別
ハナヤギとウミヒドラ
鳥羽水族館のキャッチフレーズは飼育生物種類数日本一(1200種)。 先日、近海で採集されたハナヤギを水槽に搬入しました。このヤギは一見すると表面にカビが生えたようにも見えますが… 実はハナヤギの表面にはハナヤギウミヒドラ
アカモントゲオキヤドカリ
先日、搬入した深海生物の中にアカモントゲオキヤドカリが3匹いました(以下、アカモン) アカモンは背負っている貝殻に名無しの桃色イソギンチャクを付けていることが多く、今回の3匹も2匹がイソギンチャク付きでした。 もう1匹は
オオグソクムシのマンカ幼生を展示しました
先日久しぶりに地元の業者さんから底曳網で採集された深海生物の売り込みがありました。その中には小型サイズのオオグソクムシも。 歩脚が6対なので、これはマンカ幼生ですね。 オオグソクムシを含む等脚類は腹部にある「育房」と呼ば