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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

あまり見かけないウニとヒトデ

あまり見かけないウニとヒトデ

飼育生物種類数日本一(1200種)の鳥羽水族館!今回も新しいメンバーがやってきました。

本日紹介するのは三重県内ではあまり見かけないウニとヒトデです。

まずこちらはトックリガンガゼモドキ。

本種は一般的に紀伊半島以南に分布するとされていますが、近年では尾鷲あたりでも見かけることがあるようです。この個体が採集されたのは三重県の南伊勢町。本来の生息地からすれば採集場所は少し北側のはずれにあたるでしょうか。

県内で採集された個体が水族館に持ち込まれた記録は少なくとも私の記憶にはありません。

トックリガンガゼモドキは肛門が突出するのが特徴で、この形が「徳利」に見えることから、この和名が付きました。…み、見えるか?

もう1種はこちらのオオフトトゲヒトデ。

この個体も南伊勢町で採集されました。紀伊半島の串本あたりが分布の北限だと言われており、三重県内で採集された記録は見当たりません…

また、このオオフトトゲヒトデは日本一大きくなるヒトデとしても知られています。体の中心から腕の先端まで40㎝以上になる個体(差し渡しで90㎝近く)も見つかった記録があります。腕も太いのでかなりの重量感があります。

そんな迫力あるヒトデですが、表面を拡大すると短い棘が金平糖のようです。

もしかしたら、両者とも最近の温暖化や黒潮大蛇行の影響を受けて生息域が北に広がりつつあるのかもしれません。

【飼育研究部 森滝丈也】

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