水深200-300mあたりに生息するヨコヤホンヤドカリは「縞々のイソギンチャク」を背負っていることがあります(似ていますが、本種は先般話題になったヒメキンカライソギンチャクではありません)
さて。
少し前にヤドカリだけが死んでしまい、イソギンチャクは貝殻に乗ったまま放置状態でした。
このままだとイソギンチャクは弱ってしまうかもしれないと、イソギンチャクを持たないヤドカリを数個体、水槽に入れてみましたが、こちらの思いに反してなかなかイソギンチャクを背負うことはありませんでした(ヤドカリのサイズが小さめだったからかもしれません)
ところがついに昨日、1週間前に入れた新しいヤドカリが貝殻からイソギンチャクを剥がし、自分の貝殻に乗せ替えたのです!
Don’t worry, I’m wearing.
安心してください。新たなバディの誕生です!
ちなみに、イソギンチャクが付いていた貝殻の表面はイソギンチャクの分泌物でしっかりコーティングされていましたね。
ところが、一安心したのもつかの間‥
その日の夕方に再び水槽を見ると、イソギンチャクは再び剥がされ、無残に脱ぎ捨てられているじゃないですか!何故?
イソギンチャク乗せてみたけど重かった…とか?
【飼育研究部 森滝丈也】