このたび、ホフストラ大学(米国)のJason D. Williams氏らとの共同研究により、熊野灘の水深約200mから採集したアミヤドリムシ類が新種として記載されました。【アミヤドリムシ類はダンゴムシなどと同じ等脚目に属
投稿者: もりたき
マメダコの卵が発生中
前回紹介した時は受精しているか不明だったマメダコの卵ですが、昨日、発眼を確認できました! どうやら無事に卵発生が進んでいる様子です。 小さくて見えにくいかもしれませんが、中央にある岩陰で懸命に卵を守る母ダコの姿がわかるで
深海のOligocladus属ヒラムシ
全く気付かれませんが、先月の熊野灘沖脚底引き網で採集した生物の中には珍しいこんな小さな生物ものもいます。 水深230-300mで採集した深海のヒラムシです(Oligocladus属の一種、未記載種である可能性が高そう)。
ヨツハモドキ、展示(?)しました
先日、ヨツハモドキPugettia intermedia 雄雌2匹が入館しました。 本種はモガニ科の普通種で、よく似たヨツハモガニ同様、海藻が繁茂する岩礁地帯で見かけます。この仲間は体全体に海藻やヒドロ虫の小片を付けてカ
マメダコが産卵していました
実は、5月からへんな生きもの研究所でマメダコを飼育しています。現在の住まいはスベスベマンジュウガニ 水槽。ここで人知れずひっそりと… マメダコはタコの中でも小型種として知られていますが(この個体で全長7㎝ぐらいでしょうか
トゲツノヤドカリとヤドカリコテイソギンチャク
昨日展示用に購入した生物の中にトゲツノヤドカリが1匹入ってました(サービス品)。なかなか渋い…私は結構好みです。 さて、トゲツノヤドカリといえば鉗脚(ハサミ脚)にヤドカリコテイソギンチャクを付着させる習性が有名ですね。
トリカジカエラモグリのマンカ幼生!
先日の底曳き網採集でトリカジカを採集しました。 本種は水深500mあたりの海底に生息する深海魚で、大きな頭部と目が特徴的。 私自身、初めてとなる採集でした。 …ですが、今回はトリカジカ自身の話題ではなく、これまでにも何度
新種イソギンチャク(と、ヤドカリ)を展示しました
4月26日に新種として論文発表されたヒメキンカライソギンチャク。 論文公開された際にも飼育日記で紹介しましたが、本種はジンゴロウヤドカリと密接な共生関係にあり、ヤドカリが入った貝殻を土台にして、自ら貝殻のようなものを作り
アシボソシンカイヤドカリを展示しました
先日の水曜日、沖合底曳き網漁船に乗って深海生物採集に出かけました。 今回は色々“胸アツ”な生物が採集できたので、順に紹介していきます。 まず、久しぶりのアシボソシンカイヤドカリ(水深465mで採集)。 本種はヤドカリスナ