本日、三重県で採集されたオオアカヒトデ Leiaster leachi が入館したので、さっそく伊勢志摩の海ゾーンに搬入しました。本種はたまに三重県沿岸でも見つかりますが、水族館に搬入されたのは久しぶりです。 オオアカヒ
投稿者: もりたき
アカゲカムリも背負っている
先日の「オオパンカイメンを背負うオオカイカムリ」に刺激を受けたのか(笑)、別の水槽でも力持ちを誇示するカニが出現しました! へんな生き物研究所で飼育中のアカゲカムリです(もちろん、これはカイカムリ類の本来の習性で、背負っ
オオパンカイメン+オオカイカムリを展示しました
こちらの岩のように見えるのはオオパンカイメン。カイメンの仲間です(これでも動物) 見た目ほど硬くも重くもなく、しっかりしたスポンジぐらいの質感。年末に入館しました。 そのオオパンカイメンを背負っているのがオオカイカムリ(
ダイオウグソクムシの脱皮兆候を確認しました
12月30日にダイオウグソクムシ№28の脱皮の兆候を確認しました。体の前半部が少し白く変化しはじめているのがおわかりでしょうか? ちなみに変色しはじめているのは体の前半部ですが、実はダイオウグソクムシが最初に脱ぐのは体の
こっそりニハイチュウ
ニハイチュウ類(二胚動物)はタコやイカ類の腎嚢内だけで見つかり、そこで栄養豊富な尿を餌にしている小さな生物です。タコやイカに対して(ヒトにも)特に悪さはしないと考えられています。 体のつくりはとてもシンプルで、多細胞生物
ヒメキンカライソギンチャクが作り出す「擬貝」
ジンゴロウヤドカリと共生する、こちらのヒメキンカライソギンチャク↓↓ 今年4月に新種として発表され、学名は小説「魔法使いハウルと火の悪魔」に登場する火の悪魔「カルシファー」から、Stylobates calcifer(ス
ヒトデスイクチムシの糞便?
ヒトデスイクチムシの仲間は、地中海とアメリカ西海岸、それと日本の熊野灘から見つかった3種、計5種類だけからなる小さなグループです。単純な円盤状の姿、これでゴカイと同じ仲間(多毛類)とは驚きです。 個人的に好きな(興味深い
かゆい場所に手が届く
底曳網で採集されるコシオリエビ類は、エビに似た姿をしていますが実はヤドカリの仲間です。 この仲間は大きなハサミ脚と、それに続く3対の歩脚を持ちますが、さらに鰓室清掃用の小さな1対の脚も持っています(普段は折りたたまれてい