今朝、へんな生きもの研究所のシンデレラウミウシが交接していました。 ウミウシの仲間は雌雄同体なので、体の中にある生殖腺で精子と卵の両方を同時に作ることができます。そして2匹が出会うと生殖門のある右体側部をくっつけて、伸ば
投稿者: もりたき
感謝状をいただきました
先日、日本動物学会第94回山形大会の席で感謝状をいただきました。 これは ・鳥羽水族館がオウムガイの長期飼育と繁殖において成果を上げ、得られたオウムガイ胚の標本を提供して世界的に例のない複数の研究に貢献したこと ・ダイオ
タイプ標本しか存在しない新種
先日、水族館の生物採集で見つけた新種生物話題を軸に、テレビに出演させていただきました(興味のある方は「森滝 深海」あたりで検索してみてください)。その中でエビノユタンポ Pleonobopyrus kumanonaden
立ち上がるチョコチップ
コーラルリーフダイビングゾーンを入ってすぐの水槽にコブヒトデがいます。私は勝手に「チョコチップ」と呼んでいますが、このコはこの水槽を設置した頃からいるので、もうかれこれ水族館暮らしも12年ほどになるでしょうか。 昔は小さ
フグノクチヤドリ『Episode0』
先日、2020年にショウサイフグから見つけたウオノエ(フグノクチヤドリ)に関する和文論文が公開されました。 魚類寄生性甲殻類フグノクチヤドリ(等脚目:ウオノエ科)の追加記録とマンカの形態 (jst.go.jp)(外部リン
Don’t worry, I’m wearing.
水深200-300mあたりに生息するヨコヤホンヤドカリは「縞々のイソギンチャク」を背負っていることがあります(似ていますが、本種は先般話題になったヒメキンカライソギンチャクではありません) さて。 少し前にヤドカリだけが
グソクムシ属の何かを採集しました
先日の水曜日、恒例の底曳き網生物採集に出かけていました。中には私の興味をそそるこんな生物も。 それは水深265mから揚がってきた巨大なウスエイ… に、くっ付いていたグソクムシ科の何か。 おわかりでしょうか?ウスエイの口元