スイクチムシがアクシデントで別のヒトデに移動しました
スイクチムシは見かけからは想像つかないですが、実はゴカイなど同じ多毛類(環形動物)の一員。 昨年は熊野灘の沖合底引き網で採集したヒトデ3種(ウデナガゴカクヒトデ、ヒメヒトデの一種、カンムリヒトデ)の体内から未記載種と思わ
ミノエビと一緒にエビヤドリムシも展示しました
先日の沖合底引き網採集でエビヤドリムシが寄生したミノエビが採集できたので、試しに持ち帰ってみました。 ミノエビはすぐに死んでしまう印象があったのですが…今回はひとまず展示できました。 エビヤドリムシの仲間は主にエビの鰓室
高校生がイカを解剖しに来ました
今、大阪大学の方と一緒に熊野灘のニハイチュウについて調べています。 ニハイチュウはタコやコウイカ類の腎嚢に寄生する体長数百μm〜数mmの小さな生物。多細胞生物でありながら体を構成する細胞はわずか40個以下で、器官の分化も
クマサカガイの便を見る
昨日採集してきた生物ではありませんが、へんな生きもの研究所でクマサカガイを展示しています。 (クマサカガイは自分の殻の上に貝殻や小石などを付着させる習性を持つ巻き貝です) これまでに摂餌は確認できていませんが、この個体は
熊野灘の生物採集に行ってきました
本日は熊野灘漸深帯底引き網採集に行ってまいりました! いつもお世話になっている甚昇丸さんに乗せていただき、早朝3時から夕方まで。 展示生物の採集はもちろんですが、熊野灘にどのような生物が分布しているかも調査します。 今回
新たなロクソソマか?
ダイオウグソクムシ13号の左第5・第6胸脚付近に魅惑のデルタゾーンを確認しました! 全体を写すのは難しくこれがやっとですが… 刺胞動物のヒドロ虫類と、外肛動物のコケムシの仲間、そして内肛動物のロクソソメラの仲間が向かい合
今日もグソク日記
前回、ダイオウグソクムシ13号がシェルターに隠れた、とお伝えしました。 その時、第4胸節と第5胸節のつなぎ目が少し浮いてきたように見えました。 ダイオウグソクムシを含むダンゴムシの仲間(等脚類)は、まず体の後半部を脱いだ
運動会か!?
台風13号も気になりますが、ダイオウグソクムシ13号の脱皮も気になります。 このところ毎日のように、脱皮した夢ばかり見ています。寝ても覚めても…(笑) そんなこんなでいつも以上に水槽を見る機会が増えています。 その中で面
チヂミウスコモンサンゴの成長パターン
鳥羽水族館には生きたサンゴを飼育する大型水槽が2つあります。 1つはニシキエビがいるこの水槽。 飼育するサンゴは塊状、被覆状のタイプが主。 ここではチヂミウスコモンサンゴが積み上げた岩の表面をコーティングするように成長し
脱皮の予想
今夜は宿直です。 そして、本日のダイオウグソクムシ13号… こ、これは近いですね。 で、大胆にも脱皮の予想を立ててみました。 まず、こちらは前回脱皮した5号の画像です。 最初に体色変化に気付いた1月19日の
丸呑み萌え
本日はへんな生きもの研究所の給餌日。 セノテヅルモヅルの餌は生きたアミ(小型のエビに似た甲殻類)や冷凍コペポーダですが、時々大きなオキアミも与えています。 これは前回紹介した独立生活している小型のセノテヅルモヅル(№4)