明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
昨年、私は飼育日記を62回書き込んだのですが、1999年から2023年まで25年間の投稿数のアベレージは107回/年。またしても平均を下回りました…。何とか今年こそ(笑)
さて。ヘビ年ということで、へんな生きもの研究所にいる、ヘビガイの仲間の話題です(コハククビタテヘビガイでしょうか?)。
この貝は岩などに細長い管状の殻を固着させて生活するので、動き回ることはできません。殻の長さは4-5㎝ほど。
では、動けないのにどうやって餌を食べるのでしょうか?
実は、この仲間はプランクトン食。プランクトンを感知すると体から粘液を出し始めます(餌は冷凍コペポーダを与えています)。
これでプランクトンを引っ掛けて、粘液ごとズルズルと口の中に取り込むのです。まるで投網。
思いの外 餌に対する反応が良いので、この摂餌行動を見ているだけで面白い!
あと、頭部を拡大すると、つぶらな目が可愛くて萌えます(矢印)。
【飼育研究部 森滝丈也】