それは何かと問われても
昨日の閉館後のこと。 数日前から気になっていた標本を検鏡しようとイソイソと顕微鏡前に座ると、背後から「何を見るんですか?」と興味津々の声が。 声をかけてきたのは、今、水族館に実習に来ている専門学校の学生さん(女性)でした
微笑みのアフロ
先日紹介したフクロムシ。 寄生されたヒシガニの方はよくエサを食べています。やはり扶養家族がいると(寄生ですが)余計に腹が空くのでしょうか。 宿主(今回はヒシガニ)はフクロムシに寄生されると繁殖能力が失われます(寄生去勢)
その後の黄金ヒラメ
黄色いヒラメが続けて入館して、黄金ラッシュにわいた鳥羽水族館でしたが… さて、あのヒラメさんたちは今どうなっているかといいますと… 1匹は、色あせずにキレイな色をキープしてくれています。 ホッと一安心です。 過去には黄金
正体不明イソギンチャクの展示を終了しました
先日の飼育日記で紹介した熊野灘の沖合底引き網で水深300mより採集したオレンジ色のイソギンチャク。 研究者も初めて見るイソギンチャクで、今のところ種類はもちろん、どの仲間に所属するのかも不明… 生きているう
フクロムシを展示しました
フクロムシに寄生されたヒシガニが入館したので、さっそくへんな生きもの研究所で展示しました。 フクロムシは体節構造を全く持ちませんが甲殻類の一員で、同じ甲殻類であるカニやエビなどに寄生します。 カニの外側に見えている袋状の
春の磯でオカダウミウシに会う
久しぶりに春の磯に出かけました。 水族館からすぐ近く。 時期が良いとたくさんの生きものに出会うことができる磯ですが、まだ少し早かったのか、目立った生きものには出会えずじまい… そんな中、オカダウミウシをたくさん見つけまし
正体不明イソギンチャクを展示しました
熊野灘の沖合底引き網で水深300mより採集したオレンジ色のイソギンチャク。 研究者も初めて見るイソギンチャクだそうで、今のところ種類はもちろん、どの仲間に所属するのかもわからない… そんな正体不明イソギンチ
普段は外套膜に覆われています
日本で採集されるタカラガイのうち、ニッポンダカラ、オトメダカラ、テラマチダカラの3種は、その美しさと希少性から日本三名宝と呼ばれています。 貝殻は陶器のようにツルツルです。 でも、へんな生きもの研究所で飼育中のニッポンダ
再びのヒゲウミシダのスイクチムシ
北方系のヒゲウミシダは環北極圏を中心に分布する世界最大のウミシダです。腕長は少なくとも20cm以上なので腕を広げれば端から端まで50cmに達するほど。 日本海側や関東以北の水族館で展示している個体は立派で見応えがあります
君の名は。
去年の話になりますが、閉館間際の館内で若い男女に声を掛けられたことがありました。 女性の方がイソギンチャクが大好きで色々と質問をしてこられました。本当にイソギンチャクが好きなようで、話をしているうちにこちらもどんどんイソ
ホシムシに共生するロクソソマ
ロクソソマは内肛動物という、マイナーなグループに属する生きものです(ロクソソマ科)。 あまりにもマイナーすぎてロクソソマどころか内肛動物すら通俗名(「○○の仲間、○○類」と呼べる名前)を持たないので、内肛動物を簡単に説明
引っ越しの途中
春は別れと出会いの季節ですが、先日、ちょっと嬉しい出会いがありました。 朝、へんな生きもの研究所の見回りをしていると、お母さんと小学生の男の子が入ってこられました。 私の姿を見るなり「あ、森滝さんがいるよ!