鏡餅率87.5%!
昨晩は宿直でした。 朝、見回りをしていると… おぉ!へんな生きもの研究所で14組もの「鏡餅ウニ」に遭遇!これは過去最高数です。(カメラを忘れたので過去の画像を使用) 鏡餅ウニ(仮称)は、熊野灘の水深300m付近に生息する
ウロコムシの矮雄?3例目
・熊野灘 水深300mで採集されるヤドカリ2種(ジンゴロウヤドカリ、ヨコヤホンヤドカリ)の殻にウロコムシの仲間(不明種)が共生する。 ・そのウロコムシの背面に並ぶウロコの中には小さな個体が隠れていることに去年、初めて気が
ミズムシが孵化…
先月、熊野灘の沖合底引き網で水深300mから採集したミズムシ(等脚類)の一種。 ニチリンヒトデと共生関係にあるようで、見つかるのは決まってニチリンヒトデの体表面から。他のヒトデからは見つかっていません。 今回は抱卵個体が
鏡餅ウニ
鏡餅ウニとは ・熊野灘の水深300mで採集される殻径2cm以下の小さなウニの一種。学名はPrionechinus forbesianus ・海底に沈んだ木を餌にしている。鏡餅のように2匹のウニが重なる奇妙な習性を持つが、
不明種ウミシダからスイクチムシが見つかりました
スイクチムシとは ・主にウミシダに外部寄生するゴカイやミミズなどと同じ環形動物の一員(内部寄生種もいる)。ダイバーには意外と人気がある。 ・170種ほどいるほとんどがウミユリ類(ウミシダ類)に寄生するが、ごく一部の種がヒ
葉っぱノトリア
ノトリア(Nothria)とは ・貝殻などを付着させた筒状の巣をつくる底在ベントスの多毛類で、世界で40種類ほどが知られている。 ・先月、熊野灘 水深300mで採集したノトリアは未記載種である可能性が高いことが明らかにな
ミズムシに目ができた
熊野灘の水深300mで採集したミズムシの仲間(種類不明、調査中) ニチリンヒトデと共生しているのかいつもヒトデの体表から見つかります。 今回採集した個体はちょうど抱卵中でした。 こちらは3月3日の様子。うっすらと黄色に見
シーグラス水槽のタナイス(アプセウデス類)
鳥羽水族館は飼育生物種類数日本一をうたっているので、メジャーなものからマイナーものまで色々と飼育しています。 私が担当するものはマイナー生物がほとんどで、この日記で紹介しないと誰にも気付いてもらえない(職員ですら!)生物
メナガグソクムシではなく…
先日、熊野灘水深300mでメナガグソクムシが採集できました!と紹介した、このコ…(現在オオグソクムシ水槽で飼育中) 左右の眼が癒合しているので「メナガグソクムシ」かと思ったのですが…よくよく見ると腹尾節の後端が尖っていま
Nothria sp.
前回の熊野灘沖合底引き網採集で水深300mから採集したゴカイの仲間 ノトリア(Nothria) 正面顔はこちら。 7本の触手がキュート!(5本の感触手と2本の頭触手) そして、どうやら このノトリアはまだ名前が付けられて