外部サイト移動へのご注意

予約・購入サイト「Webket」に移動します。
よろしいですか?
いいえ

鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

記憶の中のジュゴン

記憶の中のジュゴン

鳥羽水族館は創立70周年。私が水族館で働き始めて早いもので既に丸33年ですが、水族館の開館はさらに37年も前になります。

ところで、皆さんは最初に鳥羽水族館に来たときの事をおぼえているでしょうか?そして、その時印象に残ったものは何だったのでしょうか?

大阪で育った私は、小学生高学年から中学生のころに一人で電車を乗り継いで通うようになりました。

いくつも重なった記憶の中で、最も古いものはジュゴン水槽です。

当時、ジュゴンは旧館の小さな水槽で飼育されていました。昭和52年の来館から昭和55年に旧ジュゴンプールへ移るまでの頃だと思います。

その時は、家族旅行で訪れました。

ジュゴンに会えると楽しみに水槽へ駆け寄りましたが、ジュゴン水槽は白いカーテンで覆われていました。

公開は時間指定、一日に数回だけとなっていました。

悔しくて、人目を盗んで柵を越え、カーテンを少し開けて中をのぞきました(すみません。皆さんはやらないで)。

その時、暗い水槽で泳ぐ姿を見たはずですが、不思議とジュゴンの印象は薄かったように感じました。

就職して同じ水槽を見たとき、記憶に残っていた以上に狭く感じました。

その時出会ったジュゴンの名はじゅんいち。じゅんいちは2011年2月に亡くなって、もう15年になります。

今は、骨格標本として静かに皆さんをお待ちしています。

【飼育研究部 森滝丈也】

Share