鳥羽水族館では、パラオオウムガイの繁殖に取り組んでいます。
これまでにパラオオウムガイの孵化に成功した水族館は、鳥羽(2018年~)以外では志摩マリンランド(1988-89年)とワイキキ水族館(1990-91年,2008-09年)だけです。
そこで、今回、過去のそれぞれの報告をもとに、各園館の孵化個体の殻径における初期成長を比較してみました。
それぞれの記録を比較すると、①孵化時の殻径は30~33 mm ②60~90日齢で37~40 mmに達する ③初期100日間の殻径の成長速度は概ね0.1~0.15 mm/day でした。
一方でワイキキ水族館で孵化した個体はやや速いペースで成長する傾向が見られました。これは飼育環境や給餌方法、水質管理などの改善が影響しているのかもしれません(もちろん、成長速度には個体差もあります)。
まだまだサンプル数は少ないので、例数が増えれば、パラオオウムガイの成長パターンがさらに明らかになるものと思われます。これからも小さなオウムガイたちの成長を見守りながら、成長パターンを解明していきたいと思います。
※当館で飼育していたB14は残念ながら5/13に死亡しました。現在はB13のみの展示になっています。画像左がB14 
【飼育研究部 森滝丈也】






