自称「日本一のカガミモチウニ推し」なので、8月8日を「カガミモチウニの日」にしたいくらいです(笑)。そのせいか、8月に入ってから、さまざまな方にカガミモチウニを解説する機会が続いています。本当にありがたいことです。
さて、へんな生きもの研究所では、毎日のように「鏡餅」状態が観察されています。これは、メスの上にオスが重なる、カガミモチウニならではの行動です。
ところが(先月もお伝えしましたが)飼育中のオレンジピンク色の1個体は、成熟したメスと思われるサイズにもかかわらず、これまで一度もオスが重なっている姿が確認できていません。
実は、現在「カガミモチウニ」と呼んでいるウニには、オレンジピンク色と赤褐色の2タイプがいます。現時点では体色の違いを個体差として同種扱いにしていますが、将来、別種と判断される可能性もあると私は考えています。そのため、2020年に「カガミモチウニ」という和名を提唱した際は、オレンジピンク色の個体を基準とし、標本や写真もすべてこのタイプを使用しました。
年報で使用した画像↓
また、体色の違いだけでなく、オレンジピンク色の方が赤褐色タイプよりも活動的な印象があります。
今後研究が進めば、現在多数派の赤褐色タイプに、新たな名前が付く日が来るかもしれません。
【飼育研究部 森滝丈也】






