最近、カガミモチウニたちは鏡餅状態になっていることが多く、先日はこの飼育群で最高記録となる10組が鏡餅に!水槽にいるのは29個体なので、実に3分の2以上がペアになっていることになります。
さて。
昨日の朝、水槽を覗いてみると、単独のオスがすでにペアになっているメスの上に乗ろうとしていました。
単独のオスが、こんなふうにペアになっているメスを奪おうとすることがあります。ただ、たいていの場合は、すでに上に乗っているオスの方が有利なようで、単独のオスはそのまま押し出されてしまいます。私はこの行動を「ウニ相撲」と呼んでいます。
今回の単独オスは、すぐに諦めたようです。1分後には、隣のペアへ移動しはじめました。さらに2分後。管足を伸ばして、やる気満々に見えます。果たして、今度はうまく奪えるでしょうか……。
ところが、今度はメスの方が嫌がるように逃げていきました……。
カガミモチウニは、普段はじっとしていることがほとんどです。そのため、今回のような勢いのある移動は逃避行動だと考えられます。このメスにとっては、今のペアを維持する方がメリットがあるのでしょうか。
さて、あぶれてしまった単独オスですが、試しに、上にオスが乗っていない別のメスの近くへ連れていってみました。ところが、オスは全く乗る気はないようす。すぐに離れていきました。
乗りたいタイミング(産卵間近?)があるのかもしれません。
【飼育研究部 森滝丈也】






