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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

小さな お掃除部隊

へんな生きもの研究所で展示中の大きなアミメノコギリガザミ。

最近、背甲の全面に珪藻が生えて茶色く汚れてきたのが気になっていました。

ブラシで擦ってやろうかとも思ったのですが、非常に気の荒いカニなので、そう簡単には背中を擦らせてはくれません。

気になりつつも、手をこまねいていました。

…が、先日(12日)の朝、奇妙なことに気が付きました。

甲羅の半分ほどがきれいになっているではないですか!

どういうこと…?

ハッと気が付き、近づいてよく見ると…

【画像注意】【画像注意】【画像注意】【画像注意】

うわ~、カニの背中に大量のミズムシ類が大量発生しているじゃないですか!(ミズムシはダンゴムシやオオグソクムシなどと同じ等脚類の一員です)

全長1~2mmほど。

どうやら、どこからか紛れ込んだミズムシが増殖して、汚れ(珪藻)を食べてくれているようです…

これは興味深い。

次の日見ると…さらに汚れは少なくなっていました。

これは大助かりのクリーナー部隊だわ(笑)

そして昨日(16日)

休みをはさんで3日ぶりに確認したのですが…なんということでしょう!カニの甲羅はすっかりピカピカ!

そして、あれほど大量にいたミズムシはほとんど姿を消していました。

餌がなくなったので、どこかへ移動したようです。

また汚れた頃に大量発生するのでしょうか…

できれば、他の水槽の掃除もして欲しい…

【飼育研究部 森滝丈也】

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