こんにちは、ともちゃんです。
今まで7回にわたってトレーニングをする前に大事なことを話してきましたが、じゃあ、トレーニングって一体どうやってするの!?と言われると…急に難しくなってきます(^_^;)
それぞれの水族館、それぞれの動物によって様々です。
鳥羽水族館のセイウチのトレーニングを例にしていこうかと思います…。
ともちゃんは、トレーニングというのは人と動物の約束事みたいなものだと思っていまして、基本的にはこんな感じです。↓
すごく簡単に書いてしまいましたが…。
基本的には、トレーナーが指示を出して正解の反応を動物が示したらご褒美をあげる、と言った形。ペットで犬を飼っている人は身近な感覚ではないでしょうか?
動物の行動が正解なら「よし!」と言って「今の動き、良かったよ-!」と伝えるのも忘れずに。
鳥羽水族館のセイウチでは主に【声】で意思疎通をしていますが、イルカは【ホイッスル】という笛の音で伝える場合がほとんどです。
また、ご褒美は餌だけではありません。体を触ってあげる、おもちゃをあげる、動物が喜ぶことなら何でもご褒美の可能性を秘めています。
動物達のご褒美を探すのもトレーナーの大きな仕事なんですね。
つづく
【飼育研究部 ともちゃん】