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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

普段は外套膜に覆われています

日本で採集されるタカラガイのうち、ニッポンダカラ、オトメダカラ、テラマチダカラの3種は、その美しさと希少性から日本三名宝と呼ばれています。

貝殻は陶器のようにツルツルです。

でも、へんな生きもの研究所で飼育中のニッポンダカラは体から突起のようなものが伸びているけど…どうして?

そう、同僚にたずねられ、え~!? 理由を知らないのかと…驚きました(笑)

 

実は、タカラガイの仲間は普段は外套膜と呼ばれる膜を伸ばして貝殻を覆っているのです。

普段はこんな姿。

柔らかな外套膜をそっと押しやると中からつるんと貝殻が顔をのぞかせます。

地味な外套膜に隠された陶磁器のような貝殻。

マニアじゃなくてもココロ惹かれますね。

 

こちらは三名宝ではなく、普通種のハナビラダカラ(水槽のお掃除要員です)。

これもニッポンダカラ同様、普段は地味な外套に覆われていますが、外套が縮めばきれいな貝殻を見ることができます。

【飼育研究部 森滝丈也】

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