先日書き込んだように、キンチャクガニはハサミ脚にイソギンチャクを持ち、敵への威嚇・防御に使います。 通常、両方のハサミ脚でイソギンチャクを持つので、こんな感じに両方を振り上げる防御態勢をとります。 ところが、何らかの理由
カテゴリー: 08 無脊椎動物
キンチャクガニのイソギンチャクが!
キンチャクガニはハサミ脚にイソギンチャクを挟む習性が有名です。このイソギンチャクは食事の時も離すことはなく、餌はハサミではなく脚を使って食べます。イソギンチャクは防御のための武器に利用すると考えられています。 さて、へん
ようやくレアキャラとご対面!
やっとアサヒガニに遭遇できました! 一年越しです! アサヒガニは、普段砂の中に隠れて生活していて、実は職員でもなかなか遭遇できないほどの隠れっぷり。 2019年に入館して以来、あまりに誰も見かけていなかったので、本当にい
サメハダヤドカリとソメンヤドカリ
先日、漁師さんから見慣れない「サメハダヤドカリ」をいただきました。 少し気になったので、水族館の10周年記念誌から60周年記念誌まで引っ張りだして、これまでの飼育動物をざっと調べてみましたが、当館のサメハダヤドカリの搬入
オオベソオウムガイの触手
よくクイズの問題にするのですが 『タコは8本、イカは10本。それではオウムガイの腕は何本?』 この答、皆さんご存知でしょうか? 答えは「オスが66本、メスが90本(個体差あり)」です。 普段よく目にするウネウネと動く細い

ヤマトトックリウミグモの鋏肢と触肢
ウミグモの頭部には4対の付属肢があります。 ➀餌などをはさむための鋏脚 ➁触角の役割をする触肢 ➂卵を保護したり体のグルーミングに使う担卵肢 ④歩くための第1脚。…いや、どうして歩脚が頭から生えるのか(笑) その1番目の
泥岩から見つかった正体不明の二枚貝
昨年9月に熊野灘の沖合底曳き網採集で、水深200-500mあたりから泥岩を採集しました。 今、へんな生きもの研究所の水槽内でオオグソクムシの隠れ家などに使用していますが、なかなか良い感じ。 この泥岩に小さなコケムシやイソ
オオベソオウムガイ№63が広い空間に
去年の8月1日に孵化したオオベソオウムガイ№63 今回、孵化後160日経過したタイミングで広い空間に出すことにしました。 これまでは卵水槽の中に浮かべたプラスチック製の隔離ケース内でしたが、卵の孵化に適した水温(23℃)
カガミモチウニ・帰ってきたジャンボちゃん
本日は「鏡開き」なのでカガミモチウニの話題です。 お正月に別の水槽で飼育していたメスのカガミモチウニを展示水槽に戻しました。 実は、このメスは行動観察のためオスと一緒に昨年1月から別の水槽で飼育していました