去年の8月1日に孵化したオオベソオウムガイ№63
今回、孵化後160日経過したタイミングで広い空間に出すことにしました。
これまでは卵水槽の中に浮かべたプラスチック製の隔離ケース内でしたが、卵の孵化に適した水温(23℃)と幼体の要求水温が異なります(幼体は成長に伴って深場へ移動するため、水温は徐々に低下させなければいけない…はず)。
そこで、このたび展示水槽と卵水槽の間に新・卵水槽を増設し(と言っても施工は一昨年ですが)これまでの卵水槽を幼体の育成水槽へとプチリニューアルしたのです。
※ちなみに、これまでの孵化個体は卵水槽でしばらく育てて、その後、成体の水槽へ移動させていました。
新・育成水槽(左)と新・卵水槽(右)
現在、育成水槽の水温は19~18℃、卵水槽が23℃、成体が17℃設定です。
広い空間に移動して、№63は興奮気味に泳いでいましたよ。
【飼育研究部 森滝丈也】