先日、熊野灘沖合で行った沖合い底引き網採集で、辺縁部に大小2つの貝が付着したユミヘリゴカクヒトデを採集しました。 ヒトデに付いていたのは「ウラシマカタベ」という寄生性の貝。本種を生きた状態で採集したのは私自身、初めてだっ
カテゴリー: 08 無脊椎動物

イカ様飼育員から二つのお願い
どうもイカ様飼育員のつじです。 新緑の眩しい今日この頃、イカ様飼育員の第一章が幕を閉じようとしてます。 そう、アオリイカの産卵期です。 今期搬入した個体も3月頃から交接行動を開始し、 現在産み付けられた卵塊が水槽内でご覧

新種シロムクペリケリスひっそりと初展示!
熊野灘の水深約300m、深海に沈んだ木から発見された目がない真っ白なヒラムシ「シロムクペリケリス」。 多くのヒラムシが浅瀬に暮らし、カラフルな色をもつ中で、本種は雪のような白さと白無垢姿を思わせる姿が特徴です。 昨年、新

深海のプラごみ…ではなく
沖合底引き網で深海生物採集をすると、たまにこんなプラごみのようなチューブが掛かってくることがあります。 長さは11-12cmほど。透明で適度に軟らかな質感です。 当初、正体不明だったのですが、8年ほど前にこれがツノイソメ

新種ヤドカリタテソコエビを展示しました
昨日は恒例の熊野灘底引き網生物採集でした。2013年から通算63回目の乗船になります。今回は、色々と興味深い生物が採集できたのですが、その中の一つを紹介します。 ヤドカリタテソコエビ Metopelloides lowr

久しぶりに重なっています
先日、竹島水族館さんから戴いたカガミモチウニ。 ご存じの方も多いかと思いますが、本種は熊野灘の水深280m以深に生息する深海性のウニで、メスの上にオスが「鏡餅」のように重なる興味深い生態が知られています(重なるのは繁殖に

孵化からほぼほぼ1ヶ月経過しました
赤ちゃんパラオオウムガイのB13 とB14が孵化後およそ1ヶ月経過したので報告します(Nautilus belauensis 13番目、14番目の孵化個体)。 ご存じのように、オウムガイ類の赤ちゃんは親とそっくりのミニチ

久しぶりのカガミモチウニ
先日、竹島水族館さんからタカアシガニなどと一緒にいただいた沈木にカガミモチウニがいくつも付いていました。 ご存じの方も多いかと思いますが、このカガミモチウニは熊野灘の水深280m以深に生息する深海性のウニ。 ウニとしては