現在、へんな生きもの研究所でクマサカガイをひっそり展示しています。 クマサカガイは自分の貝殻に小石や他の貝殻をくっつける不思議な習性をもった巻き貝です。では、なぜそんなことをするのでしょうか? その理由は諸説あり、たとえ
カテゴリー: 08 無脊椎動物

アカモントゲオキヤドカリと桃色のイソギンチャク
熊野灘の水深200〜500mあたりに生息するアカモントゲオキヤドカリ。このヤドカリは、可愛らしい桃色のイソギンチャク(未記載種)と興味深い共生関係を結んでいます。 先日、朝の見回り時にふと見ると、水槽内で飼育していた個体

Harmony with nature and sustainable development
皆様こんにちは。まえだです。 さて数年この飼育日記を読んでいただいている方には覚えていらっしゃる方もいるでしょうか? 今年もまえだが大真面目な飼育日記を書く日がやってまいりました。5月22日、国際生物多様性の日です。 毎

70周年!トバスイの話題
2025年5月15日、開館70周年を迎えた鳥羽水族館で、記念すべきコラボビールが登場しました!その名も『トバスイRICE HACK』。伊勢のクラフトビールブランド「ひみつビール」のオリジナルビールです。 只今、館内レスト

シロムクペリケリスが産卵しました
熊野灘の水深約300mの深海に沈んだ木の中から見つかった真っ白なヒラムシ。和名はシロムクペリケリス。発見のきっかけは、鳥羽水族館の飼育スタッフによるブログ「飼育日記」です。 まるで雪のような白さと、和装の白無垢を思わせる

#ザリガニの日 ?!
皆さんこんにちは、やはたです。 今回は、アシカやアザラシの話題!!ではなく、、 ザリガニのお話をしたいと思います^^ 私事ですが、昨年からアシカアザラシの担当に加え、ザリガニも担当することにな

パラオオウムガイ B13・B14 孵化から2ヶ月経過
3月7日と11日に孵化したパラオオウムガイB13とB14が、孵化から2ヶ月経過しました(個体識別番号の「B」は、パラオオウムガイの学名 Nautilus belauensis に由来しています)。 ↑B13 ↓B14 ど

アオリイカの稚イカを展示開始
どうも、イカ様飼育員のつじです。 展示しているアオリイカは今年の2月から交接、産卵を開始しました。 産み付けられた卵は順調に発生して、先月から徐々に孵化を開始しました。 稚イカのサイズはおおよそ15〜20mmです。これか

気になる小さなイソギンチャクがいました
2020年に熊野灘の深海から見つかったイソギンチャクの仲間が、新種「ゲンシカイキ」 Neotenactis amateras として新種記載されたと3月にお伝えしました。本種はこれまでに公式には日本で確認されていなかった