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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

孵化からほぼほぼ1ヶ月経過しました

孵化からほぼほぼ1ヶ月経過しました

赤ちゃんパラオオウムガイのB13 とB14が孵化後およそ1ヶ月経過したので報告します(Nautilus belauensis 13番目、14番目の孵化個体)。

ご存じのように、オウムガイ類の赤ちゃんは親とそっくりのミニチュアサイズ(殻径2.5-3.0㎝)で孵化しますが、その後は徐々に殻を形成しながら成長します。

パラオオウムガイの場合、過去のデータから(ハワイのワイキキ水族館と鳥羽水族館)水槽内ではおよそ0.4㎜/日のスピードで殻が成長することがわかっています。ちなみに野生では赤ちゃんが見つかっていないので孵化直後の成長速度は不明です。

オウムガイの赤ちゃんは、孵化後しばらくは誕生時の殻の模様が残っていますが、古い殻を巻き込むように成長するため、その内、赤ちゃんの頃の模様は見えなくなります。でも大人になっても、外からは見えない貝殻の螺旋の奥に赤ちゃんの頃の殻は残っています。

B13 2025.3.7 撮影

4.13撮影

孵化後に成長した部分がわかるでしょうか。

 

B14 2025.3.11 撮影 

4.13 撮影

B14 の方がきれいに成長しているように見えますね。

【飼育研究部 森滝丈也】

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