皆さんこんにちは、ともちゃんです。
春休み最後の土曜日の日、セイウチふれあいタイムが終わったあとに、家族でご来館されていたお母さんに話しかけられました。
母:「セイウチって歯は生えているけど、餌は丸飲み?」
と:「そうですね、咀嚼はしませんね。」
母:「へぇ~。なんで(歯が)生えているの?」
と:「なんででしょうね~(笑)分からないです…」
母:「飼育員さんでも分からないことあるんですね!」
と:「もちろんですよ!」
と、たわいもない会話をしました。
幼い娘さんがセイウチのぬいぐるみを買ってくれていて、ぬいぐるみと実際の触った感触でびっくりされていました。
最後にお母さんが
「セイウチなんて名前しか知らなかったけど、大きくて可愛いだけじゃないんですね。ありがとう」と言ってくださいました。
もちろんボクたちは、担当するセイウチのことを知ってもらえることが一番嬉しい瞬間です。
「くさい」とか「怖い」のような良くないイメージのことだとしても、その人がセイウチについて考えていただけるだけで幸せです。
「可愛い」とか「すごい」とか思ってもらえると、ガッツポーズしたくなります。
ですがその先に、種としての魅力や能力、同じ動物としての命の尊さも感じていただけるはずです。
そんなことを再確認できた1日でした。
【飼育研究部 ともちゃん】