先日10月2日(月)は宿直でした。 夜10時頃にへんな生きもの研究所を見回り中、ウミサボテン水槽に何かが舞っていることに気がつきました。 卵です! 産卵は小規模だったらしく、この時は10個ほどしか回収できませんでしたが、
投稿者: もりたき
オウムガイのウオジラミを比較してみた
今から120年ほど前の1896年、Arthur Willey がニューブリテン島のオウムガイの体表に寄生するウオジラミ類を初めて報告しました(のちに本種はAnchicaligus nautiliと学名が付けられました)。
ウデナガゴカクヒトデのシダムシ
現在、研究者とチームを組んで(チームしだむし)、シダムシの分類学的研究を進めています。 シダムシとは…もうご存じですよね(笑)、ヒトデに内部寄生する甲殻類で、三重県の熊野灘 水深300m付近からは名前の付いていない3種が
ヒゲウミシダのスイクチムシ
昨日、へんな生きもの研究所で飼育中のヒゲウミシダが死亡したので、以前から気になっていた腕のコブ(矢印)を切開してみました。中からスイクチムシの一種が見つかりました。 このスイクチムシは、見かけからは想像つきませんが、実は
オウムガイのウオジラミ
ウオジラミの仲間の多くは浅海を泳ぐ魚類に寄生します。 水族館では魚類寄生種は基本的に駆除の対象になるので、展示生物として目にする機会はほとんどありませんが、オウムガイに寄生する珍しいウオジラミの仲間 Anchicalig
ヤドカリノハラヤドリ
ヤドカリの腹部に寄生するエビヤドリムシの仲間がいます(ヤドカリノハラヤドリ類 Athelginae亜科) 寄生性のため姿はかなり変形していますが、オオグソクムシやダイオウグソクムシと同じ等脚類の一員です。 これまでの沖合
シーグラス水槽のリュウキュウスガモ近況
ジュゴン水槽となりにあるシーグラス水槽では、リュウキュウスガモ(海草)を展示しています。 10年間ほど調子良く成長していましたが、今年の夏あたりから徐々に黄化し始め、葉の成長も遅くなってきました… まず原因として考えられ
ハブクラゲとオオマルモンダコが引っ越しました。
夏イベント「超危険生物水族館」は大盛況のうちに、昨日で終了しましたが、一部の生物は場所を変えて展示継続する事になりました。 そのひとつが猛毒ハブクラゲ。 そのまま展示水槽ごと へんな生きもの研究所に引っ越しとなりました。