熊野灘の水深200mあたりで採集されるヨコヤホンヤドカリからイシクヨコエビ科 Isaea属の一種が見つかることがあります。 このIsaeaは既知種が 4種しかいない小さな属で、他の大型甲殻類と共生する習性を持つことが知ら
投稿者: もりたき
ウデナガゴカクヒトデスイクチムシ
先日新種記載されたばかりのヒトデスイクチムシ科3種。 実は、私自身2年前まではこんな科があることすら知りませんでした。同じようにヒトデに寄生するシダムシ(甲殻類)について調べていて初めてその存在を知ったのです。 そして、
パラオオウムガイの食欲
現在水族館ではオウムガイ、オオベソオウムガイと合わせて3種同時展示を行っています。 それぞれフィリピン、ニューカレドニア、パラオと生息域も異なりますが、生息水温(深度)にも若干の違いがあるようです。 文献によると、生息域
ヒトデスイクチムシ科 3新種!
2013年から紀伊長島の沖合底引き網漁船甚昇丸さん(第十八甚昇丸)にお世話になって、熊野灘の生物調査を実施しています。その調査で見つかったスイクチムシの仲間3種がこのたび新種として発表されました!(スイクチムシは棘皮動物
アロークラブは落ちてくる餌を待つ
へんな生きもの研究所の「アパート水槽」は上下に並べた10基の水槽が1セットになって循環しています。 上の水槽からオーバーした海水はそのまま下の水槽に流れる構造です。 こちらはカワテブクロの水槽。 水槽内の石の下にウミケム
ヤドリニナが引き起こすウニの形態変化
12月に鏡餅ウニことPrionechinus forbesianus の行動について発表しようと、今準備を進めています。 その中のいちばん大きな♀(殻径18.0㎜)の形態が以前から気になっていました。 他の個体と違って、
カニにカボチャ、オウムガイにニワトリ
前回、モクズガニにカボチャを与える話題を書き込みましたが、あれは、カニを捕まえるための餌ではなく、捕まえた後にカニの味を良くするための餌のようですね。カボチャ風味になるのでしょうか(笑) 話は変わって、こちらはオウムガイ
ハッピー・ハロウィン!
へんな生きもの研究所で公開中の青いモクズガニ。 なかなか好評です。 さて、彼らの餌にいつもはキビナゴ(魚)を与えていますが、今日は気になっていたアレを試してみることにしました。 それは、カボチャ… 私は初耳でしたが、この