今朝、へんな生きもの研究所の見回り中に再発見しました!珍種のクラゲ「リプケア(Lipkea sp.)」です。
最初の出会いは2015年の5月。発見時のカサの直径は1.5cmほどでした。
リプケアは非常に珍しいクラゲで、2012年に千葉の博物館で見つかった個体が国内初記録で、鳥羽は2例目でした。それ以降、国内から報告はないようです。
そのためリプケアの生態はまだまだ多くが謎に包まれています。
こちらは発見から1年7ヶ月ほど経過した頃の姿。この頃がいちばんキレイでしたね。
発見以来2年半ほど展示を続けてきましたが、萎縮してしまったため残念ながら去年の12月に展示終了していました。
ところが、体の一部が少しだけ残っていたので、もしかしたら復活するかも…と付着していた岩はそのままにして、かすかに復活・再生を期待していましたが、その予想がビンゴ!
展示終了から5ヶ月…
陰になるよう、岩を伏せて置き直したことが良かったのかもしれません(海外のリプケアは洞窟内など岩陰で発見されているようです)
まだサイズは小さいですが、今後の成長が楽しみです。
【飼育研究部 森滝丈也】