宿直の夜、へんな生きもの研究所で小さな個体を背負ったウロコムシ(ゴカイの仲間)を見かけました。

先週あたり、小柄な女性をリフトする男性の映像を目にする機会が多かったですが(笑)こちらの小型個体はおそらくオス。矮雄(わいゆう)でしょうか。
矮雄はメスに対して極端に小さなオスのことですが、チョウチンアンコウなど深海生物では時々見かけます。オスは自立せず、メスに寄生して生活する例も多いようです。
今回、見かけたこの紫のウロコムシは深海の沈木に棲む種で、沈木を採集すると、時々見つかります。種類は不明。未記載種?
実は、11年前に偶然撮影した個体の背中に小型個体がいたのに気付いて、このウロコムシも矮雄がいるのか?とずっと気になっていたのです。当時の画像はこちら(今回とは別個体です)。
当時、ウロコムシとしては初めて矮雄の存在が明らかになったイッスンボウシウロコムシが新種記載されたタイミングだったので、この紫のウロコムシの存在も気になっていたのです。
今回、はっきりと小型個体を背負っていることがわかったので、本種にも矮雄がいる可能性が高まりました。
なお、本種はへん研のアパート水槽内に複数個体いるようですが、小さくて、沈木の隙間にかくれているので、展示状態ではありません。ご了承ください。
金で縁取りされた紫の体色、なかなか魅力的なウロコムシです。
【飼育研究部 森滝丈也】






