2013年から沖合底引き網漁船に乗せていただき、熊野灘にどのような生物が分布しているか調査しています。 底引き網で獲れた漁獲物の中から目当てのものを探していきますが、どんどん仕分けしていく漁師さんの隙間を縫っての採集なの
投稿者: もりたき
正体不明のタコが入館しました。
先日 日曜日の沖合底引き網採集で初めて見るタコを採集しました(尾鷲沖 水深150m) ボウシュウボラの貝殻の奥に隠れていて、外から見るだけでは気付きにくい。指で貝殻の奥を探ってみてはじめてタコがいることがわかります。 実
生きたカンムリヒトデスイクチムシを展示しました
昨日は紀伊長島の沖合底引き網漁船甚昇丸さん(第十八甚昇丸)に乗船して、何種かの生物と一緒に、先月新種として発表したカンムリヒトデスイクチムシも採集してきました。 (スイクチムシは棘皮動物の内部や外部に寄生するミミズやゴカ
カワテブクロの摂餌風景
へんな生きもの研究所で展示していたカワテブクロをより大きな「カワテブクロ先輩」に展示替えしました。 食欲旺盛! キビナゴを与えると… 胃袋を出して体の外で消化していきます。 翌日(18時間後)にはこの通り! 【飼育研究部
パラオオウムガイ№85
オウムガイ類の繁殖行動は「交接」で、オスが交接腕を使ってメスに精包を手渡します。 精包の中には30cm近くある長い精莢(せいきょう)が入っていて、その中に精子がつまっています(画像はオオベソオウムガイのもの) メスはオス
ヒョウモンダコの餌の食べ方
今、へんな生きもの研究所で徳島県で採集されたヒョウモンダコを飼育しています。 以前の日記でも紹介しましたが、このタコの摂餌行動は興味深い。 エビを与えると殻をきれいに残して中身だけ食べます。 先日与えたエビがこちら(食べ
形見分けのイソギンチャク
キンチャクガニは左右のハサミにイソギンチャクをつかんで身を守る武器として利用しています。 へんな生きもの研究所では、最近まで大小2匹のキンチャクガニを飼育していました(2匹はケンカをするので隔離していました) 小型個体は
ヒョウモンダコを展示しました
へんな生きもの研究所でヒョウモンダコの展示を再開しました。 2000年以降で鳥羽水族館のヒョウモンダコ展示は6回目。 これまでの個体は皆、三重県内で採集されたものでしたが、今回のヒョウモンダコは徳島県からやってきました。