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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

パラオオウムガイの胚発生

こちらは2013年に撮影したオオベソオウムガイの発生中の胚です。

姿から推測すると産卵から5ヶ月ほど経過した頃でしょうか。触手の分化が進んでいます(赤矢印)

ところで、去年10月に入館したパラオオウムガイが12月から産卵開始し、そのうち一つの卵発生を確認した、と4月24日の飼育日記で紹介しました。

卵の外殻を破き、内殻を少し開いて確認できた胚がこちら。

白く見えるのが胚殻で、黒く見えるのは初期の胚殻の跡(cicatrix)です。

そして昨日(5月26日)

さらに1ヶ月経過した姿を確認してみることにしました。

観察しやすいよう内殻の先端を少しカットして中を確認すると…

1ヶ月で、さらに胚殻(白く見えている部分)が成長していました。

このまま順調に成長すれば、10月~12月あたりに孵化するはず。楽しみです。

ちなみに、観察用の穴はスポンジでふさいでおきました。

【飼育研究部 森滝丈也】

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