へんな生きもの研究所で飼育中のヨロイウミグモ(熊野灘の水深200~300mで採集)
このウミグモはイソギンチャクの体壁に吻を挿して、その体液を吸っています。
イソギンチャクと一緒に飼育することでウミグモの長期飼育が可能になり、水槽内で時々産卵が観察できるようになりました。
オスがメスの背後につかまっている格好で、ちょうどメスから卵塊を受け取ったばかりのようでした。
ウミグモの仲間はオスが卵を保護する「イクメン生物」で、卵塊を抱いている方がオスです。
正面から見るとつぶらな目がキュートですね(笑)
しばらくすると、卵塊を受け取ったオスはメスから離れていきました。
オスはこのまま卵を保護します。
【飼育研究部 森滝丈也】