10月2日の夜のウミサボテンの産卵は小規模だったようで、回収できたのはわずか10個だけでしたが それでもその内の8個は発生が進んでいます。 ただ、去年の幼生と比べると、どういう訳か成長はかなり遅いようです。 8日ほど経過
投稿者: もりたき
サンゴ水槽のホシダカラ
エントランスホールのサンゴ水槽の掃除中、珍しい生きものに遭遇しました。 ホシダカラです!観覧面のガラス近くをゆっくりと這っていました。 実はこのホシダカラはこのサンゴ水槽ができた2003年11月に搬入した個体で、もうかれ
オウムガイのウオジラミ(オス)が見つかりました
寄生虫(パラサイト)を書く前に本体のオウムガイ(ホスト)について書けよ、って話ですが、どちらも好きなのでご容赦下さい(笑) さて。 先日紹介したパラオオウムガイに寄生する珍しいウオジラミの仲間Anchicaligus n
パラオオウムガイ 繁殖の第一歩
オウムガイ類の繁殖行動は「交接」で、向かい合わせになったオスが交接腕を使ってメスに精包を手渡します。 交接(画像はオオベソオウムガイ) 精包の中には30cm近くある長い精莢(せいきょう)が入っていて、その中に精子がつまっ
パラオオウムガイが入館しました
10月2日、パラオ共和国で捕獲されたパラオオウムガイ10個体が入館しました。パラオオウムガイの入館は実に26年ぶりになります。 現在、6個体(オス2、メス4)を一般公開していますが、国内の水族館でパラオオウムガイが見るこ
中秋の名月の頃に産卵
先日10月2日(月)は宿直でした。 夜10時頃にへんな生きもの研究所を見回り中、ウミサボテン水槽に何かが舞っていることに気がつきました。 卵です! 産卵は小規模だったらしく、この時は10個ほどしか回収できませんでしたが、
オウムガイのウオジラミを比較してみた
今から120年ほど前の1896年、Arthur Willey がニューブリテン島のオウムガイの体表に寄生するウオジラミ類を初めて報告しました(のちに本種はAnchicaligus nautiliと学名が付けられました)。
ウデナガゴカクヒトデのシダムシ
現在、研究者とチームを組んで(チームしだむし)、シダムシの分類学的研究を進めています。 シダムシとは…もうご存じですよね(笑)、ヒトデに内部寄生する甲殻類で、三重県の熊野灘 水深300m付近からは名前の付いていない3種が