熊野灘の水深200mで採集したヒメエンコウガニの第1触角についていた謎生物「カニのヒゲボンボン(仮称)」。 最近、頻繁に紹介していますが、この生物はアミヤドリムシ類の一種で、未記載種である可能性も高いことがわかりました。
投稿者: もりたき
オオべソオウムガイが孵化しました
飼育日記で発生状況をお伝えしていたオオベソオウムガイですが、8月1日の閉館後に無事に孵化しました! オオベソオウムガイとしては久しぶり(4年9ヶ月ぶり)の孵化になります(前回の孵化は2015年11月)。 鳥羽ではオオべソ
カンムリヒトデスイクチムシ生存中
こう見えてカンムリヒトデスイクチムシはゴカイの仲間です(2015年に熊野灘の深海で採集して、2017年に新種記載されました)。 カンムリヒトデの胃の中で生活していますが、ヒトデに対して特に悪さをするわけではないので、寄生
ヤマトトックリウミグモが摂餌した⁉
熊野灘の深海で採集されるヤマトトックリウミグモ(クモの仲間ではありません)は、大きな「徳利」のような吻を持っていますが、これはどのように使うものなのか(なぜこんな形なのか)謎でした。 それが、今から6年前、偶然、イソギン
オオベソオウムガイが孵化間近です
経過観察を続けているオオベソオウムガイ卵(#3)の近況報告です。 4月上旬に発生を確認して、今もぐんぐん成長を続けています。 (ちなみに、水温23-24℃でオウムガイ類は産卵から孵化までおよそ10ヶ月かかります) 7月1
新種アカヒトデシダムシ!
この度、研究者の方々(チームシダムシ)と共同でアカヒトデに寄生するシダムシの一種を調べ、外部形態と遺伝子情報から新種アカヒトデシダムシDendrogaster adhaerensとして論文発表しました。 ちなみに、Den