冬の早朝、自宅玄関から富士山が見えることがあります(直線距離で200km先)。毎朝の楽しみです。 さて。 そんな富士山に似た姿をした海の生物が「フジツボ」です。 去年の9月、熊野灘の沖合底引き網採集で水深2
投稿者: もりたき
イボベッコウタマガイ
久しぶりにイボベッコウタマガイが入館しました。 前回の入館は2012年11月だったので、およそ8年ぶりです。 ウミウシに似ていますが、厳密にはウミウシの仲間ではなく巻き貝の一種になります。(貝殻は体の中に隠れて外から見る
クラゲの幼生を持ったキンチャクガニの行動
先日書き込んだように、キンチャクガニはハサミ脚にイソギンチャクを持ち、敵への威嚇・防御に使います。 通常、両方のハサミ脚でイソギンチャクを持つので、こんな感じに両方を振り上げる防御態勢をとります。 ところが、何らかの理由
キンチャクガニのイソギンチャクが!
キンチャクガニはハサミ脚にイソギンチャクを挟む習性が有名です。このイソギンチャクは食事の時も離すことはなく、餌はハサミではなく脚を使って食べます。イソギンチャクは防御のための武器に利用すると考えられています。 さて、へん
サメハダヤドカリとソメンヤドカリ
先日、漁師さんから見慣れない「サメハダヤドカリ」をいただきました。 少し気になったので、水族館の10周年記念誌から60周年記念誌まで引っ張りだして、これまでの飼育動物をざっと調べてみましたが、当館のサメハダヤドカリの搬入
オオベソオウムガイの触手
よくクイズの問題にするのですが 『タコは8本、イカは10本。それではオウムガイの腕は何本?』 この答、皆さんご存知でしょうか? 答えは「オスが66本、メスが90本(個体差あり)」です。 普段よく目にするウネウネと動く細い
ヤマトトックリウミグモの鋏肢と触肢
ウミグモの頭部には4対の付属肢があります。 ➀餌などをはさむための鋏脚 ➁触角の役割をする触肢 ➂卵を保護したり体のグルーミングに使う担卵肢 ④歩くための第1脚。…いや、どうして歩脚が頭から生えるのか(笑) その1番目の
食べてすぐに横になる
今年は丑年(うし年) 水族館の海牛類・アフリカマナティー「かなた」がアフリカのギニアビサウからやってきたのは1996年。もう25年も前です。 月日が流れるのは本当に早いですね… そんなかなたは、時々ひっくり返って水槽の底
泥岩から見つかった正体不明の二枚貝
昨年9月に熊野灘の沖合底曳き網採集で、水深200-500mあたりから泥岩を採集しました。 今、へんな生きもの研究所の水槽内でオオグソクムシの隠れ家などに使用していますが、なかなか良い感じ。 この泥岩に小さなコケムシやイソ