そう言えば、11月の生物採集で漁師さんから頂いたユウモンガニの紹介がまだでしたね。 こちらがそのユウモンガニ。まだ若く小さな個体です。決して珍しい種類ではありませんが、志摩半島の生物採集ではあまり見かけない印象。 丸みの
投稿者: もりたき
テヅルモヅルの“すねかじり”行動
明けましておめでとうございます。本年も飼育日記をよろしくお願いします。 振り返れば、昨年、私の飼育日記の更新回数は182回。12月後半は忙しくてサボっていましたが、久しぶりの180回オーバーでした。 今年も無脊椎動物ネタ
来年はカガミモチのないお正月になりそうです…
熊野灘の水深280m以深に生息するカガミモチウニ。この飼育日記でもなかなか人気の高い可愛いウニです。 興味深いのはその不思議な生態。ウニの仲間としては珍しく海底に沈んだ木を食べ、さらに、大小2個体が上下に「鏡餅」のように
オウムガイなら、左利きかもしれません。
オスのオウムガイは成長に伴って口の左側にある3本の触手が大きく成長してスぺイデックス(spadix)と呼ばれる特殊な器官(交接腕)に変化します。 オスはこのspadixを使ってメスに精子(精包)を渡します。そういう意味で
ヤドカリスナギンチャクが作る“偽の貝殻”
2019年に新種記載されたヤドカリスナギンチャク。 深海でヤドカリと共生するスナギンチャクの仲間です。その存在自体は以前から知られており、和名も付いていましたが、あまり採集されないこともあって、分類学的研究が進んでいなか
Asteromyzostomum属スイクチムシ
9月から6月まで、機会を見つけて水深300m付近の底曳き網採集に出かけています。 底曳き網で珍しい生物を採集するのはテンションが上がりますが、これを展示して皆さんに見ていただくとなると、一筋縄でいかない面もあってなかなか
オトメミドリイシの成長記録
朝の見回り時のひそかな楽しみ、キイロサンゴハゼたちの「集合写真チャレンジ」 最近は集合することが少なくなったような…(個々の縄張りがしっかりとしてきたためでしょうか?) 今のところ、先月撮影した9匹が最高記録です。 さて
キンチャクガニの興味深い行動
カニの話題が続きます。 へんな生きもの研究所で飼育しているペアのキンチャクガニ(キン太郎とチャク美)ですが、時々、興味深い行動が観察されます。 お互いに歩脚を伸ばして“握手”して、時折ピンピンと振るわせる…何か信号を送る
イソコンペイトウガニを展示しました
へんな生きもの研究所に甲幅わずか1㎝ほどの小さなカニ、イソコンペイトウガニを展示しました。当館で展示するのは6年ぶり。アパート水槽20号室でゾウリエビと同居です。 イソコンペイトウガニはトゲトサカの中に隠れる習性があるの