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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

最新の日記一覧

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毎年恒例・・・

皆様こんにちは。まえだです。   11月11日は鮭の日、チンアナゴの日、ヘコアユの日と水族館関係の記念日が乱立しておりますが鳥羽水族館のセイウチ担当者にとってはもう一つございます。   11月11日~

菅島のヤギ類

時々更新のヤギ日記…。ほとんど共感を得られませんが私が好きな分類群の一つです。 ヤギ類は枝状に伸びた姿が一見、植物のようですが、クラゲやイソギンチャクと同じ刺胞動物の一群。 水槽の中では「皿の上のパセリ」のように添え物的

掃除してもらってもいいですか?

鳥羽水には魚たちに大人気の魚がいます。 こちらの細長い体型が特徴のホンソメワケベラです(赤丸の魚)。 人気の理由は、他の魚の体表に付着した寄生虫などを食べてくれるから。 この行動から別名「掃除魚」とも呼ばれています。 水

オウムガイの顎板

前回の飼育日記で紹介したカコボラ(加古法螺)のカコは昔の言葉で「水夫、船乗り」を意味します。ちなみにオウムガイNautilusもギリシャ語 naus「水夫、船乗り」に由来するので、偶然、語源が同じでしたね。 さて、今回は

カコボラ!

へんな生きもの研究所のアパート水槽でカコボラ(巻貝)を飼育しています。 これは水族館前で採集したもので、特に珍しいという訳ではありません。強いて言えば、貝殻が毛深い殻皮に覆われているあたりが「変わっている」と言えるでしょ

セイウチたちの繁殖期が近づいてきました。

皆さんこんにちは、ともちゃんです。   またまた久しぶりの飼育日記になってしまいました…。 季節の変わり目、肌寒い日もあったり風の強い日もあったりしますが、セイウチたちは元気に過ごしております。 そ

捕まるよ マジで

さて本日は外来生物法のお話です。 セイウチに加えてシン・ザリガニチームとして修業中のまえだです。   先日沖縄の小さな池で当館でも飼育しているミステリークレイフィッシュというザリガニが発見されニュースになりまし

クモガニの摂餌方法

今回は地味な“小ネタ“ながら(個人的に)興味深い話題を紹介します。それは、へんな生きもの研究所で飼育中のクモガニ Oncinopus aranea の摂餌について。 本種は小型ということもあり、水族館などではあまり見かけ

そ、そんなはずは!?

潜水掃除後に館内を歩いていると モリタキ氏に突然よび止められました。 「サンゴ水槽にチンアナゴがいるねんけど!」 チ、チンアナゴ? 潜水した時にはそんなのいなかったはず… そもそもチンアナゴは※「特別展示室」にしか展示し

オウムガイの雌雄判別

前回の飼育日記で一部、間違いがありました。 「先住のパラオオウムガイ№105(オス)が興奮していきなり交接したのは、オスの№117だった…」と書き込んだのですが… すみません。№117はオスではなくて、ちゃんとメスでした

タイノエのマンカ幼生が誕生しました!

先日、伊勢志摩の海ゾーンにある水槽の中を多数のマンカ幼生が泳ぎ回っていたので回収しました。 タイノエはダンゴムシと同じ等脚目、ウオノエの仲間です。普段はマダイやチダイなどの口腔内に寄生して、口の中で成熟すると、子ども(マ

パラオオウムガイがやってきた!

先日10月20日に新たなパラオオウムガイが加わり、それまでいた個体と合わせて総勢13個体の大所帯となりました! 現在、オウムガイの仲間は個体数が減少しており、保護のため国際取引に制限が設けられているため入手が困難になって