オオベソオウムガイが昨年の9月から年明けにかけて19ヶ産卵しました。今回はこれまでと少し飼育条件を変えて産卵させたのですが、どうやらいつもより受精率が高いようです。孵化前なのでまだ正確なデータは出ていませんが、興味深い結
投稿者: もりたき
新しいポリプが誕生!
昨年末に新種記載された「ヤドカリスナギンチャク」。学名はEpizoanthus xenomorphoideusで「エイリアン(ゼノモーフ)に似た」という意味です。ヤドカリが背負うスナギンチャクの共肉から何本ものポリプが林
シダムシ幼生が着底!
シダムシ好きの皆さん、こんにちは!(シダムシとはヒトデに寄生する甲殻類の一員です) 2月に新種のシダムシにDendrogaster tobasuii(トバスイ)の学名が付いたことで大きな話題になりましたが、まだまだ学名の
和名の修飾語のはなし
先日、カガミモチウニを紹介したところ、語呂が少し悪い?長い?と感じた意見がいくつかあって興味深かったです。重なりたい…単独オス(中央) 生物の和名は基礎的な動物名の頭に修飾語を付けて成り立っていますが、その修飾語の中で多
ヤドカリスナギンチャクの穴がふさがった
4月26日は「エイリアンの日」だとか(笑)。 エイリアンと言えば、昨年末から飼育している新種「ヤドカリスナギンチャク」。学名がEpizoanthus xenomorphoideusで「エイリアン(ゼノモーフ)に似た」とい
和名を提唱しました。
これまでに何度か飼育日記で紹介している、重なるウニPrionechinus forbesianusですが、実は正式な和名がありませんでした。 そこで、この度、和名を提唱しました。 ずばり「カガミモチウニ」です。 実は、学
キプリス幼生が脱皮しました
先日(4/12)の飼育日記で、無給餌で飼育していたアカヒトデシダムシのノープリウス幼生がキプリス幼生に変態したと紹介したばかりですが… 数日後、そのキプリス幼生がまた脱皮をしました。今回は脱皮殻がきれいに残っていました(
テンプライソギンチャク
鳥羽水族館ではテンプライソギンチャクを通年飼育しています。 このイソギンチャクは2年前に東京大学の研究チームが新種記載したもので、カイメンと共生するという特殊な生態を持ちます。 カイメンに包まれた姿がエビの天ぷらに似てい
アカヒトデシダムシのノープリウス幼生が変態しました
シダムシ好きの皆さん、こんにちは! 先月初旬、展示水槽で飼育していたアカヒトデを春休みイベント用に移動したところ… 水温変化が刺激になったようで、アカヒトデの体内に寄生していたシダムシが子供(ノープリウス幼生)を産みまし
オオグソクムシのウスエボシガイ
去年10月に尾鷲沖水深230mで採集したオオグソクムシの腹肢にウスエボシガイの仲間が付着していました(エボシガイ類は固着性の甲殻類の仲間です)。 ウスエボシガイの仲間はカニなど甲殻類に付着する習性が知られていますが、オオ