2017年の5月に熊野灘の底曳き網で採集した小さなゴカクヒトデの仲間。輻長が7mmでした。(フクチョウ・中心から腕の先端までの長さ)
現在も、へんな生きもの研究所アパート水槽で飼育中です。
種類は不明。
同じ海域でよく採集されるユミヘリゴカクヒトデやウデナガゴカクヒトデに似ているのですが、どうも違う。
例えば、これはヒトデの口元の拡大画像ですが(左が本種、右がウデナガゴカクヒトデ)細かな部分が異なります。
まだサイズが小さいから種の特徴がハッキリしないのかもしれません。
そんなこんなで飼育を続けて3年以上。
昨日、久しぶりによく見える場所に遊びに?出てきたので、久しぶりに撮影と身体測定(計測)しました。
少し大きくなったように見えたので期待していたのですが、輻長は…8mm
8mmかい!
3年間で1mmしか成長していない事実に驚いたわ。
ちなみに、腹面(口側)腕の先端に見える赤い点はヒトデの目(眼点)です。
【飼育研究部 森滝丈也】