本日、いつもお世話になっている菅島の漁師さんから興味深い生物をいくつか頂きました。
中には種名が判らないものも。
鳥羽湾の水深70mで採集されたイソギンチャクの仲間。
初めて見ました。
大型のイソギンチャクですが、体壁がとても薄く…フニャフニャです。
これで正常なのかなぁ。
裏側を見るとこんな感じ。
すぐ近くの海なのに初めて見る生物なんてゴロゴロいるもんだなぁ。
こちらは差し渡し30㎝近くあるウミシダ。
あまり見ない体色ですが、一応フトアシウミシダと判断しました。
(後できちんと調べます)
興味深いのは、裏側(巻枝の周囲)にドロノミの仲間(端脚類)が多数、共生?していたこと。
大きなものから小さなものまでたくさん。
水深100mに生息するヒメヒトデの仲間の体表に端脚類(ドロノミ類)が付着するという報告がありましたが、これももしかしたらウミシダと共生しているのかもしれません。
大小さまざまなサイズのドロノミがウミシダの巻枝の隙間を動きまわっている姿は興味深いですね。
大きな個体で体長5㎜ほど
【飼育研究部 森滝丈也】