既にツイートでお知らせしていますが、本日、熊野灘の深海底引き網漁船に同乗させていただきました。
個人的に面白い採集生物は…
水深200mで捕獲、アカムツの口の中にいたウオノエ!
最近、ウオノエづいていますが(笑)
もちろん、これは展示生物ではありません(できれば面白いですが)
他には心ときめく生物があまり採集できなかったのですが…
ところが最終5回目の網に嬉しい生物が。
水深300mから引き上げた沈木に6匹もの『鏡餅ウニ』Prionechinus forbesianusがいたのです!
これだけでも乗船した甲斐があるってもんです。
ところが…帰館してから、その中の1個体の異変に気が付きました。
殻の表面をよく見ると…こ、これは!
寄生貝ヤドリニナの仲間です。
ヤドリニナ類2匹と卵嚢が付着しています。深海300mに生息するウニにもヤドリニナの仲間が寄生するとは初めて知りました。
もしかしたら、この貝はかなり珍しいかもしれません。
きちんと調べてみたいと思います。
(このウニとヤドリニナはへんな生きもの研究所に収容しました)