夜の水族館
夜の水族館。 日中の騒がしさはどこにもなく、ただただモーターの音と水の流れる音が静かに響き渡る。 だが、そこにまったくの静寂が訪れることはなく、生きもの達の命を繋ぐあらゆる機械が動き続ける音が今日も平穏を告げ続けている。
カマスを食べた…
油断していました… 完全にかまされました…カマスだけに。 いえ、ダイオウグソクムシの餌の話です。 本日はダイオウグソクムシの給餌日でしたが、用意したのはカマス。餌のマアジに一緒に入っているいわゆる「混じりも
宿直明けの日。
最近はいろいろ写真は撮っているんですが なかなか日記を書く内容が。。。 なんて思い悩んでいると、 昨日宿直明けの朝ふと海を見ると鳥がたくさん。 ここ数日そんな日があったのは頭の隅っこに。 今年はあまり野生のスナメリ見
スナビクニンだよ
へんな生きもの研究所には、隠れキャラ的存在が多いのですが、今回紹介するのも、そんな仲間の一つ。 名前を【スナビクニン】といいます。 冬に出会えるお魚さんです。 自然の海では、海藻や岩の上にちょこんと乗っかっ
飼育ウニ記・最終回
ここ数日間連投だった「鏡餅ウニ」ことPrionechinus forbesianusの「飼育ウニ記」 今回でいったん区切りをつける予定です。 既にお伝えしたように、昨日の午前中に9個体をシャッフルして放置。
オオグソクのマンカ近況
昨日はへんな生きもの研究所の給餌日でした。 去年の8月17日に誕生した18匹のマンカ幼生は、2匹だけになってしまいましたが状態は良さそうな感じ… 昨日与えたキビナゴに反応して摂餌しているように見えます。 おそらく、生
ちびキオビヤドクガエル
去年の秋から森の水辺コーナーのリニューアル工事が始まり、カエル達はバックヤード暮らしになりました。 ちょっと狭いけど、新コーナーができるまで頑張って~、と思っていたある日。 聞きなれない鳴き声に、もしや、と隠れ家に入れて
飼育ウニ記
「鏡餅ウニ」ことPrionechinus forbesianusの重なり行動(マウント行動) 保育行動なのか繁殖行動なのか、はたまた未成熟個体を繁殖適齢期までキープする「囲い込み行動」なのか… それとも、まだうまく沈木を
ハシキンメ産卵のその後
最近熟成寿司がフューチャーされていますね。 私もその美味さにはまって最近は自分で作っています。 釣った魚でねw 釣りバカ飼育員つじです。 先月お知らせしたハシキンメ産卵のその後です。 1/6産卵→1/12孵化→1/19死
ダイオウグソクムシのロクソソメラ帝国
何度も言いますが、超マイナー生物・内肛動物が好きです。 特に単体生活者のロクソソマの仲間。 つい先日、へんな生きもの研究所で2種(ロクソミトラ属、ロクソソメラ属)を飼育中だと紹介したばかりですが、本日紹介するのは、ダイオ
ナイス!タナイス
今朝、へんな生きもの研究所を見回りしていて、アマモ水槽のガラス面を這う小さな生きものを見つけました。 体長3㎜ほどタナイスの仲間です(腹面から撮影) 最近(でもないけど)私の目はマクロフォーカスに固定されているので、どん
テヅルモヅルの「すねかじり行動」
セノテヅルモヅルの成体に時々幼若個体が付着していることがあります。私はこれを勝手に「すねかじり行動」と呼んでいます。 本当の親ではなくても成体であれば取り付き、餌を横取りしているように見えます。取り付いている間は他の個体