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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

クリスマス→お正月

昨日は、クリスマスイベントの撤収作業を傍目に正月イベントの準備作業…

(正月イベントは私も担当メンバー)

これからが本番!忙しくなります。

そんな中、館内でクリスマスとお正月ぽい?光景を見かけたので少し紹介(小ネタです)

 

①セノテヅルモヅルのモヅ子ちゃん。

珍しく目立つ場所に出ていました(普段は成体の口側にいることが多い)

クリスマスのオーナメントみたい…ですよね(強引?)

(解説しよう!)セノテヅルモヅルの成体に時々幼若個体が付着していることがある。

本当の親ではなくても成体であれば取り付き、成体から餌を横取りしているようだ。

また、取り付いている間は他の個体へ移動することは滅多になく「同種間の寄生」のような行動に思えるので、私はこの行動を勝手に「すねかじり行動」と呼んでいるのだ。

2012年の秋に入館した幼若個体、通称「モヅ子ちゃん」は、取り付く相手を変えながら、このすねかじり行動を3年以上継続中なのだ。

 

②オオベソオウムガイ№88

(解説しよう!)オオベソオウムガイの飼育・展示は生息地のニューカレドニア以外では鳥羽水族館だけだ。

なかなか手に入らない貴重な種類なのだ。

現在、鳥羽にいるのは2匹。どちらもオス。

昨日の№88はかなり欲求不満気味だったようで、餌を与えようとしてもガラスに交接腕を密着させて全く離れない…

餌にも見向きもしないので、したいようにさせておいたのだ(餌抜き)

ロンリークリスマスだ(笑)←1日遅れですが

 

そして。

正月イベントの展示生物ではありませんが…

③「鏡餅ウニ」ことPrionechinus forbesianus 本日も重なっております!しかも2組!

背後の照明をミカンに見立てました(笑)

 

解説し…っと、こんなことしている場合ではないっ。

うおぉ正月イベントの準備ががががが…

 

以上、小ネタ日記でした。

【飼育研究部 森滝丈也】

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